フローを実装してみよう!
AIAgentはエージェンティックな振る舞いによって様々な処理を呼び出しますが、事前にフローを定義してその振る舞いを完全に制御したいケースもあります。 このLabでは、フロー・ビルダーを用いてフローを定義し、エージェントから呼び出す方法について確認します。
シンプルなフローの作成と呼び出し
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画面左上の ツール タブを選択し、検索ボックスにweatherを入力します。表示されたcurrent weather for coordinatesを 開始 と 終了 の間にドラッグ&ドロップします.
データマッピング
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配置したcurrent weather for coordinatesをクリックし、表示された データマッピングの編集 をクリックします。
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current_weatherはオート・マップではなくtrueを設定するために、オート・マップ の×をクリックして削除します。
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右上の×をクリックしてマッピング画面を閉じます。
エージェントへのツール追加とテスト実行
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検索ボックスにXX_weatherと入力し、表示されたXX_weatherFlowのチェックボックスを有効にして エージェントに追加 ボタンをクリックします。
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右側のプレビューで「東京の気温は?」と尋ねると、フローが呼び出されます。処理は非同期に実施され、応答を待っている間は追加の入力ができません。
ブランチ(分岐)とPython コード・ブロックの定義
東京以外の都市が指定された場合には、気温を華氏表記にするようにXX_weatherFlowを変更します。
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Agent BuilderでXX-IBMInfoを開いた状態で、XX_weatherFlowの縦三点リーダーをクリックして表示されたメニューから 詳細の編集 をクリックします。
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出力の追加 ボタンを押してストリングを選択し、次の値を設定後、保存 をクリックします。
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current weather for coordinatesと終了の間の矢印にカーソルを合わせると+マークが表示されます。それをクリックし、表示されたメニューから ブランチ を選択します。
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追加したブランチ1と終了の間の矢印(パス1)にカーソルを合わせて+マークをクリックし、表示されたメニューから コード・ブロック を選択します。
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Addをクリックし、表示されたメニューから コード・ブロック を選択します。2つのコード・ブロックがは見やすいようにドラッグ&ドロップで位置を調整してください。
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最初に追加した コード・ブロック1 を編集します。
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2番目に追加した コード・ブロック2 を編集します。
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コード・ブロック2 をクリックし、表示された アウトプットの定義 をクリックします。
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出力の追加 ボタンをクリックしてストリングを選択します。
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次の値を設定後、追加 ボタンをクリックします。
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コード・エディター タブを選択し、摂氏を華氏に変換する処理を含む次のコードを設定後に右上の×をクリックして閉じます。
flow["current weather for coordinates"].output.current_weather.temperature = (flow["current weather for coordinates"].output.current_weather.temperature*9/5)+32 self.output.temp_unit = "華氏"
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ブランチを編集します。
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XX-IBMInfoの 動作 に次の文を追加します。
XX_weatherFlowのcity_nameに設定する値は、日本の都市名は日本語にしてください。 気温の単位については、XX_weatherFlowのtemp_unitに従って℃あるいは℉を使用してください。
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右側のプレビューで再度「東京の気温は?」と尋ねると摂氏で表示され、「ニューヨークの気温は?」と尋ねると華氏で表示されます。
お疲れさまでした!
このハンズオンでは、フロー・ビルダーの使い方について説明しました。