アプリケーションにおけるスマートアラート設定(静的しきい値)
概要とメリット
- スマートアラートとは、アプリケーション、インフラストラクチャー、ログの量などにおける時系列データに対して期間を考慮した上でしきい値を設定し、さらにそのしきい値を超えた回数などに応じてアラートを発生させることのできる監視機能です。
- 具体的に、しきい値には、あらかじめ定めた固定値(静的しきい値)や、過去のデータの傾向から算出される動的しきい値を設定することが可能です。
- また、一定の時間粒度でしきい値を超えた回数をトリガーとしてアラートを発生させることもできます。
- これにより、対象システムの特性やサービスレベルに応じて、柔軟なアラート設定が可能となります。
公式ドキュメントのリンク
- 記載時点でスマートアラートに対応している項目とドキュメントリンクを下記に示します。
- アプリケーション
- インフラストラクチャー
- ウェブサイト
- モバイルアプリケーション
- 外形監視
- SLO
基本的な設定例
「アプリケーション」におけるスマートアラートの設定について解決します。
スマートアラートの作成
任意のアプリケーション・パースペクティブを開き、スマートアラートタブで スマートアラートの作成 をクリックします。

拡張モードに切り替える をクリックします。

「アプリケーション」におけるスマートアラートでは、下記の4つの項目について設定できます。
- 低速の呼び出し
- エラーのある呼び出し数
- HTTP状況コード
- スループット
今回は下記のような設定をします。
| 設定第項目 | 設定小項目 | 設定内容 |
|---|---|---|
| トリガー: アラートの対象 | 選択されたブループリント | HTTP状況コード |
| しきい値のタイプ | 静的 |

しきい値: どのような場合に条件に違反するか
アラートのしきい値を設定することができます。しきい値としては、一定の値( 静的しきい値 )、1日ごとに変動させた値( 静的日次季節性 )、1週間ごとに変動させた値 ( 静的週次季節性 )を選択することができます。静的しきい値 を選択した時に、手動で値を決めることの他、推奨しきい値( 推奨値を使用 )を使用することもできます。

時間しきい値: いつアラートを受け取りますか
しきい値を超えた状態がいつまで続いたらアラートとして検知させるかを決めることができます。
アラート設定内容の詳細
- 状態が指定された時間以上続く場合
| 長期にわたる持続性 | |
|---|---|
| 評価の粒度 | どれくらいの時間間隔でメトリクスを見るかの粒度を設定します |
| 連続したメトリック違反の数 | 上記の時間間隔内で、しきい値を超えた回数を設定します |
- 定義された時間フレーム内で指定された回数だけ条件がトリガーされるたび
| 違反数の経時変化 | |
|---|---|
| 評価の粒度 | どれくらいの時間間隔でメトリクスを見るかの粒度を設定します |
| 連続した評価の数 | 上記の時間間隔内でどれくらいの回数、しきい値を超えた状態を検知するかを設定します |
| メトリック違反の数 | 指定した時間のうち、どれくらいの回数しきい値を超えた状態を許容するかを設定します |
- 一定量のトレースが影響を受ける場合
| 影響を受けたトレース | |
|---|---|
| 評価の粒度 | どれくらいの時間間隔でメトリクスを見るかの粒度を設定します |
| 影響を受けたトレースの数 | 上記の時間間隔内でトレースに影響が出た回数を指定します |
具体的な設定例
下記の設定をした場合、時系列データを5分間隔で集計し、連続してしきい値を3回超えた場合にアラートが発生させることができます。 しきい値を超えた場合にすぐにアラートを発生させることや、しきい値を超えてもある程度バッファーを持たせてアラートを発生させることもできるため、対象とするシステムの特性やサービスレベルに応じて、柔軟にアラート設定が可能となります。
| 設定項目 | 長期にわたる持続性 | 設定値 |
|---|---|---|
| 状態が指定された時間以上続く場合 | 評価の粒度 | 5 min |
| 連続したメトリック違反の数 | 3 |

応用設定
しきい値のタイプを、適用 にすることで、時系列データの変化パターンに合わせて、自動で動的なしきい値が設定されます。しきい値の設定には、時系列データ内のトレンドとパターンの両方を捉えることに優れた高度な時系列予測アルゴリズムを採用しています。

詳細は公式ドキュメントをご覧ください。