ターゲットの接続

AWSターゲットの登録手順

AWSをターゲット設定する際の手順を画像を追って理解しましょう。

最終更新: 2025/11/18

AWSのターゲット設定の登録手順について、画像を交えて説明していきます。ターゲット構成については、公式ドキュメントもありますので、ご参考にしてください。

ここでは、AWSの権限設定が行われている前提での案内となります。

公式ドキュメント：ターゲットの構成
https://www.ibm.com/docs/ja/tarm/8.17.x?topic=configuration-configuring-targets

AWSターゲットの登録

AWSのターゲット登録を画像を交えて行っていきます。IAMロールはすでに設定されているとして、AWSの環境も立ち上がっている状態で行います。

まずは設定画面から、「ターゲット構成」を選択し、ターゲット構成に遷移します。

さらに、「ターゲット追加」の青いボタンがありますので、そちらを選択すると下記の画像のような画面に遷移します。

ターゲット選択が表示されたので、検索バーに「AWS」を入力しましょう。すると、絞り込みが行われ、AWSに関連するターゲット設定の選択肢が残ります。

「AWS」と「AWS請求」です。ここではAWSをターゲットに設定したいので、「AWS」の方を選択します。

「AWS」を選択すると、「AWS接続の作成」画面に遷移し、アカウントの種類が選択できます。登録するアカウントが複数アカウントの場合と、シングル・アカウントに場合わけされています。

お客様の環境に合わせて選択が必要です。また、AWS GovCloud（US）アカウントですか？という選択肢がありますが、違う場合は「いいえ」のそのままで大丈夫です。

表示名を入力して次へを選択しましょう。

アカウント・アクセスのページに移動します。ここではIAM役割と表示されていますが「IAMロール」のことを指しています。後ほど推奨について説明していますが、IAMロールを推奨しています。

そのため、ガイドドキュメントでもIAMロールでの接続での説明を行っていきます。「IAM役割 ARN」をAWSのコンソールからコピーしてきて、貼り付けることで、次へ進むことができます。

次の画面はプロキシー構成です。お客様環境の接続に対して特殊なブロックがされている場合は入力が必要となります。

基本的にはSaaS環境からAWSのようなパブリッククラウドに対して接続する場合は設定が不要となっていると考えられますので、お客様の環境をご確認の上、設定を実行してください。

プロキシ設定が不要な場合は、そのまま空白で大丈夫です。

上記の設定が完了すると、ターゲットの追加が可能となります。ターゲットの追加が行われ、分析が始まります。数十分ほどでターゲット設定が完了し、状況の項目が「標準」となった段階で、ディスカバー完了となります。

以降は自動でデータを収集します。以上でターゲット設定は完了です。

SaaSにおいて、IAMロールとIAMユーザーは実はどちらも設定が可能です。ただ、AWSでは、よりセキュアな選択肢としてIAMロールが選択可能です。

そのため、IAMロールが推奨となっております。もちろん利用者様の環境やルールによってIAMユーザーを利用することも可能です。

厳格なルールがない限り、IAMロールをご利用ください。

公式：AWS Billingの統合
https://www.ibm.com/jp-ja/products/turbonomic/integrations/aws-billing

Billingに対してのアクションはありませんが、AWS Billingとの接続は、クラウドへの投資とコスト削減をより正確に計算することに役立ちます。また、予約済みインスタンス（RI）をより正確に推奨することにも繋がります。

より精度の高いAWS運用を行う場合は、AWS Billingへのターゲット設定が必要となります。

AWS Billing接続用のIAMユーザまたはRoleについては、CURレポートを取得するために必要となります。また、CURレポートの作成を事前に行っていただくことが必要です。これはAWSでレポートが作成されるまでに最大24時間必要になる可能性があるためです。

対象のレポート情報にアクセスするには、下記の情報が必要となりますので、パラメータの確認をお願いいたします。

CURについては下記を参照ください
AWS 公式ドキュメント:AWS コストと使用状況レポートとは
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cur/latest/userguide/what-is-cur.html