契約経路とプランを確認する
Step 1: 契約経路を確認する
IBM Confluent Cloud には次の契約経路があります。
| 経路 | 概要 |
|---|---|
| IBM 経由 | IBM Confluent Cloud(PID 5900-C3E)として契約します。ライセンス種別は International Program License Agreement、XaaS 区分です |
| クラウドマーケットプレイス | AWS / Microsoft Azure / Google Cloud のマーケットプレイス経由で契約します。従量課金(Pay As You Go)またはコミット契約(Commits)を選択でき、クラウド利用費と請求を統合できます |
| Confluent への直接サインアップ | Confluent Cloud のサインアップページから自己登録します |
いずれの経路で契約した場合も、利用者が操作する画面は Confluent Cloud Console(https://confluent.cloud)です。
Step 2: 無償トライアルの条件を理解する
新規に Confluent Cloud へサインアップした Organization には、400米ドル分の無償クレジットが自動的に付与されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クレジット額 | 400 USD |
| 有効期限 | 付与から30日 |
| 終了条件 | クレジットを使い切る、または30日が経過するかのいずれか早い方 |
| リソースの作成 | 支払い方法の登録が必須です(トライアル終了までは課金されません) |
| 一時停止 | できません |
| 期間の延長 | Confluent の営業担当者への依頼が必要です |
トライアル期間中は、クレジットの50%を消費した時点、有効期間の50%が経過した時点、80%を消費した時点などに、サインアップしたユーザー宛に通知メールが送信されます。
【重要】トライアル終了後の挙動
トライアルが終了すると Organization はサスペンド(一時停止)され、機能の利用とデータへのアクセスができなくなります。再開するには、Confluent Cloud Console にログインして支払い方法を登録するか、プロモーションコードを適用します。
サスペンドから30日以内に対応しない場合、リソースは削除されます。(Organization とユーザーアカウントは保持されます。)
なお、支払い方法の登録およびプロモーションコードの適用には OrganizationAdmin ロールが必要です。
参考:Confluent Cloud free trial(英語)
Step 3: 料金体系を理解する
IBM Confluent Cloud は消費量ベースの課金です。課金は1時間単位で発生し、1時間未満の利用も1時間として計上されます。すべての計算は UTC 基準で、月次の後払い請求です。リソースを作成した時点で課金が始まり、削除した時点で停止します。
主な課金ディメンションは、クラスター容量(eCKU または CKU)、データの ingress / egress、ストレージ、コネクター、ksqlDB、Flink、Tableflow、監査ログ、サポートです。
見積もり時に見落としやすい5つのポイント
- ストレージはレプリケーション後の総量で課金されます。 Confluent Cloud は高可用性のためにデータを3重化しているため、課金対象のストレージは書き込み量の約3倍が目安です。削減には Topic の
retention.bytesおよびretention.msの調整が有効です。 - ingress / egress にはリージョン係数が乗算されます。 日本リージョンの係数は公開価格表でご確認ください。
- すべてのデータ転送が課金対象です。 これには、Confluent Cloud Console のメッセージブラウザが表示のために発行するリクエストも含まれます。
- Produce (v3) REST API の利用には追加の ingress 料金が発生します。 リージョン係数の適用前に加算されます。
- Tableflow を有効にした Topic は、Kafka ストレージのレプリケーション分が課金されません。 最大で約67%の削減効果が見込まれます。
パーティション課金の扱い
現在は、いずれのクラスタータイプでもパーティション数自体は課金対象ではありません。ただし、パーティション数は eCKU の消費量に影響します。
一方、旧課金モデル(レガシー)の Basic / Standard クラスターではパーティション課金が残っており、Basic は10パーティション、Standard は500パーティションが無償枠です。Enterprise クラスターにはパーティション課金がありません。
【参考】 Basic / Standard は 2024年4月にパーティションベース課金から eCKU ベース課金へ移行しています。それ以前に作成された Organization は旧モデルのままの場合がありますので、既存環境の請求を分析される際は、どちらのモデルが適用されているかを最初にご確認ください。
参考:Billing Dimensions in Confluent Cloud(英語)
Step 4: SLA の条件を確認する
IBM Confluent Cloud は 99.99% の稼働率 SLA を提供していますが、この水準を得るには構成上の条件があります。
| クラスタータイプ | 99.99% SLA の条件 |
|---|---|
| Basic | 対象外です。より高い SLA が必要な場合は Standard へアップグレードします |
| Standard / Enterprise | 最小 2 eCKU が必要です |
| Dedicated | Multi-Zone 構成が必要です |
Stream Governance の Advanced パッケージにも 99.99% の SLA が設定されています。
なお、クラスター作成画面では Uptime SLA を 99.9% と 99.99% から選択する形になっており、99.99% を選択すると最小 eCKU が 2 に自動設定されます。また、99.9% で作成した Standard クラスターは、作成後もクラスターの Settings タブから 99.99% へアップグレードできます。
クラスタータイプの選択については クラスタータイプを選択する をご確認ください。